●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅119.00〜120.00円を重視し、119円割れから押し目買いと共に120円前後からナンピン売りで待機することを勧める。そして、ユーロドルは戻り限定と判断し、1.12台半ば前後からナンピン売りと共に、1.11台半ば前後から押し目買いで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、輸出入企業共に様子見スタンスを強める中、輸出企業は119円台半ば前後で実施しているが、現状では120円前後を視野に入れながら、引き続き119円台半ば以上からナンピン売りで待機している模様。一方、輸入企業は118円台半ば前後を中心に、119円割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、ストップロス優先の展開を強いられており、現状では戻り売りを軸に1.12台半ば前後から1.13前後まで断続的に散見されている模様。一方、買いは1.11台半ば前後から少なめの押し目買いで対応している模様。

●クロス円は、ドル円119円割れではロング、そして、119円台後半ではショートをイメージし、ユーロ円は133円割れから押し目買いと共に、135円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。そして、豪ドル円は92円台半ば前後から押し目買いと共に、94円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

***************************

●市場ストップロス・オーダー状況
通貨       売り     買い
ドル円      117.90     120.15
ユーロ円     132.55    134.85
ユーロドル    1.1110    1.1330
豪ドル円     92.10     94.30

*************************
情報提供:アセットクラス&WEBコンサルティングLLC
       情報教育チーム 鈴木郁雄
       http://www.asset-consul.net
*************************