■だいまんの今日のウラ読み戦略■

2015年01月26日(月)09:00

【今日の一言】
 早朝からレベルが大きく変化。 ギリシャ総選挙で急進左派連合が躍進、リスク回避の動きが一時強まったが、やり過ぎ感もあり、現状は巻き戻しが優勢。
 ドル円は117.26、ユーロドルが1.1098まで下落。
 ユーロ円は130.16、ポンド円が175.76、オージー円が92.18、NZD円が86.86、カナダ円が94.12まで一時値を下げた。

【昨晩の海外】
 金曜日の海外市場は、ドル買いや円買いが優勢となった。
 ECBのQEの実施後も、材料出尽く感とはならず、週末実施されるギリシャ総選挙への懸念から、ユーロが一時大幅安となり、ユーロドルは2003年9月以来の安値となる1.1115まで急落後、買い戻しも入り1.1289まで反発、ドル円は117.54まで一時下落した。
 クロス円でも、一時リスク回避的な売りが強まったが、その後NYダウの下げ止まりを受けて、買い戻しが優勢となった。
 ユーロ円が130.91から132.98、ポンド円が176.16から177.17、オージー円が93.06から93.71、NZD円が87.75から88.30、スイス円が133.91から135.37まで値を回復したが、カナダ円は94.65まで下落後も安値圏で推移した。


【本日の材料】
シドニー市場休場(オーストラリアデー)、ウェリントン市場休場(オークランド記念日)
08:50 (日) 12月通関ベース貿易収支 (前回-8919億円(-8935億円) 予想-7352億円)
08:50 (日) 日銀金融政策決定会合議事要旨(12月18日・19日分)
18:00 (独) 1月IFO景況指数 (前回105.5 予想106.3)
18:00 (独) 1月Ifo景気期待指数 (前回101.4 予想102.5)
18:00 (独) 1月Ifo現況指数 (前回109.8 予想111.0)
00:30 (米) 1月ダラス連銀製造業活動指数 (前回+4.1 予想+3.0)
ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)
米議会予算局「財政・経済見通し公表」
米企業決算:マイクロソフト、テキサス・インスツルメンツ


【注目ポイント&今日のウラ読み】
1)日本の貿易収支
 既に発表されたが、予想を上回る改善。原油安や輸出の回復が続いており、今後ドル円の上値を抑える要因となり易い。なので、1−3月中には、レパトリ・ニーズもあり、高値の121.86を超える動きはなさそうだ。

2)日銀金融政策決定会合議事要旨
 影響は出ていない。

3)独1月IFO景況指数
 毎度だが、ユーロの買い戻しにタイミングになるリスク。できれば現状安値となる1.1098をバックに、リスクはあるが、買ってみたい。

4)米1月ダラス連銀製造業活動指数
 影響は少ない。

5)ユーロ圏財務相会合
 恐らくギリシャ問題に関して、一定の見解が出る可能性があるので注意。ただ、あまり厳しいこと出ない見通し。

6)米議会予算局「財政・経済見通し公表」
 良好な経済を反映して、良い内容となりそう。ドルの買い戻しが出る可能性に注意。

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