■だいまんの今日のウラ読み戦略■

2014年07月31日(金)07:20

【今日の一言】
 今日も材料が多く、荒れた動きとなる可能性があるので注意。ただ、基本は昨日の動きの巻き戻しを狙いたい。

【昨晩の海外】
 昨晩の海外市場は、米第2四半期GDP・速報値が予想の+3.0%を上回る+4.0%となったこと、同個人消費も+2.5%と高い伸びを示し、弱い内容となった第1四半期のGDPが、−2.9%から−2.1%と上方修正されたことから、ドル買いが強まった。
 ただ、米FOMCでは、テーパリングが予想通り100億ドルの減額が示されたが、声明文では、「量的緩和終了後も相当な期間、低金利は続く」とこれまでの見解を維持、利上げ時期の前倒しを示唆する文言はなかったことで、ドル買いも限定された。
 ドル円は101.15まで上昇、ユーロドルは、独7月消費者物価指数が低下したこともあり、1.3367まで一時値を下げ、ポンドドルが1.6890、オージードルが0.9309、NZDドルが0.8463へ下落、ドル加灘は1.0911まで値を上げた。
 クロス円では、ユーロ円が137.85、ポンド円が174.18、オージー円が96.11、NZD円が87.46、カナダ円が94.44、スイス円が113.20まで一時値を回復した。


【本日の材料】
08:05 (英) 7月GfK消費者信頼感 (前回+1 予想+1)
08:50 (日) 対外及び対内証券売買契約等の状況(指定報告機関ベース)
10:30 (豪) 第2四半期輸入物価指数 [前期比] (前回+3.2%)
10:30 (豪) 第2四半期輸出物価指数 [前期比] (前回+3.6%)
10:30 (豪) 6月住宅建設許可件数 [前月比] (前回+9.9% 予想0.0%)
14:00 (仏) BNPパリバ・4-6月期決算発表
15:00 (英) 7月ネーションワイド住宅価格 (前回+1.0%)
15:00 (独) 6月小売売上高指数 [前月比] (前回-0.6% 予想+1.1%)
15:00 (独) 6月小売売上高指数 [前年比] (前回+1.9% 予想+1.4%)
15:45 (仏) 6月生産者物価指数 [前年比] (前回-0.2% 予想-0.1%)
16:55 (独) 7月失業者数 (前回+0.9万人 予想-0.5万人)
16:55 (独) 7月失業率 (前回6.7% 予想6.7%)
17:30 (香港) 6月小売売上高-価額 [前年比] (前回-4.1% 予想-5.6%)
18:00 (ユーロ圏) 7月消費者物価指数・速報 [前年比] (前回+0.5% 予想+0.5%)
18:00 (ユーロ圏) 6月失業率 (前回11.6% 予想11.6%)
18:30 (南ア) 6月生産者物価指数 [前年比] (前回+8.7% 予想+8.4%)
19:00 (日) 外国為替平衡操作の実施状況
20:30 (米) 7月チャレンジャー人員削減予定数 (前回-20.2%)
21:00 (南ア) 6月貿易収支 (前回-66億ZAR 予想-64億ZAR)
21:30 (加) 5月GDP [前月比] (前回+0.1% 予想+0.3%)
21:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回28.4万件 予想30.5万件)
21:30 (米) 第2四半期雇用コスト指数 [前期比] (前回+0.3% 予想+0.5%)
22:45 (米) 7月シカゴ購買部協会景気指数 (前回62.6 予想63.0)
木内日銀審議委員講演
本邦企業決算:デンソー、アルプス、郵船、JX、三菱重、三菱地所、味の素、東ガス、ヤフー、資生堂、東芝、 ソニー、 村田製、マツダ、リコー、京セラ、サンリオ、あおぞら銀、三菱UFJ、りそなHD、みずほ


【注目ポイント&今日のウラ読み】
1)英7月GfK消費者信頼感
 強弱感次第も、影響はあまり大きくない指標

2)豪第2四半期輸入・輸出物価指数と6月住宅建設許可件数
 物価指数や住宅指標が強いと豪ドル買いと成り易い。ただ、上値は重くなっており、利食いや売り狙い。

3)英7月ネーションワイド住宅価格
 数字次第となるが、住宅市場も上げ止どまりが見えており、強い数字で売られても、ポンドは売り場。

4)独6月小売売上高指数と独7月雇用統計
 堅調な内容がユーロ買いになる可能性に注意。

5)ユーロ圏7月消費者物価指数・速報と6月失業率
 こちらもユーロ買いのリスク。

6)南ア6月生産者物価指数と6月貿易収支
 インフレ懸念が出るかだが、実際南ア経済は弱く、戻り売り場。

7)加5月GDP
 良好な内容がカナダドル買いのリスクで、ドルカナダは売り目線から。

8)米経済指標
 強い数字が続くと見るが、米経済指標に対する反応は鈍く、株価や米長期金利を睨んだ対応となる。

9)月末要因
 月末要因で、東京仲値では、本邦の輸出の売りが出る可能性を考慮。ロンドン・フィキシング(24時)では、ユーロが買われ易い。特にユーロポンドは、直近安値をストップに置くことを前提に買い目線から臨みたい。


【高島暦&アストロ】
「弱体日。戻り売り方針で駆け引きせよ」

昨日大きく上昇したドル円には売りが出易い。慎重にドル円、クロス円は売りから入りたいが、下げが甘ければ買い戻しながらの対応となる。