■だいまんの今日のウラ読み戦略■

2014年07月25日(金)07:00


【今日の一言】
 ドル円は、諦め気味。動いている通貨を選んで取引をするほうが良さそう。

【昨晩の海外】
昨晩の海外市場は、米新規失業保険申請件数が予想を上回る強い内容となり、ドル買いが強まるも、その後発表された米6月新築住宅販売件数が、市場の予想を下回り、前月分も下方修正されたことで、ドル買いも限定された。
 ユーロドルは1.3438の安値からドイツやユーロ圏の強いPMIを受けて、1.3486まで反発、一方ポンドドルは、弱い英小売売上高を受けて、1.6965まで値を下げた。また、ドル円は101.42から101.86まで値を上げた。
 クロス円では、ユーロ円が136.37の安値から137.10、ポンド円が172.60から173.06、オージー円が95.69から96.01、NZD円が86.93から87,44、カナダ円が94.88まで値を上げ、スイス円が112.28から112.81まで値を回復した。


【本日の材料】
08:30 (日) 6月全国消費者物価指数 [前年比] (前回+3.7% 予想+3.5%)
08:30 (日) 6月全国消費者物価指数 [前年比:除生鮮] (前回+3.4% 予想+3.3%)
08:30 (日) 7月東京都区部消費者物価指数 [生鮮食品除く・前年比] (前回+2.8% 予想+2.7%)
08:50 (日) 対外及び対内証券売買契約等の状況(指定報告機関ベース)
10:00 (NZ) 7月ANZ企業信頼感 (前回42.8)
10:00 (NZ) 7月ANZ企業活動見通し (前回45.8)
15:00 (独) 8月GfK消費者信頼感 (前回8.9 予想8.9)
17:00 (独) 7月ifo景況指数 (前回109.7 予想109.4)
17:00 (独) 7月ifo景気期待指数 (前回104.8 予想104.3)
17:00 (独) 7月ifo現況指数 (前回114.8 予想114.6)
17:30 (英) 第2四半期GDP・速報値 [前期比] (前回+0.8% 予想+0.8%)
17:30 (英) 第2四半期GDP・速報値 [前年比] (前回+3.0% 予想+3.1%)
21:30 (米) 6月耐久財受注 [前月比] (前回-1.0%(-0.9%) 予想+0.5%)
21:30 (米) 6月耐久財受注 [前月比:除輸送用機器] (前回-0.1%(0.0%) 予想+0.5%)
米企業決算:ゼロックス、ベリサイン、マグロウヒル、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ


【注目ポイント&今日のウラ読み】
1)日6月全国消費者物価指数と7月東京都区部消費者物価指数
 若干弱めとなるが、既に黒田日銀総裁が、夏場のインフレの一定の低下を示唆しており、影響は少ない。

2)NZ7月ANZ企業信頼感と企業活動見通し
 強弱感次第となるが、強い数字でNZドルが買われても、上値は重い見通しで、数字で上げれば売り狙い。

3)独8月GfK消費者信頼感と7月ifo景況指数
 こちらも弱めの想定も、独ifo景況感指数後はユーロの買い戻しに繋がりやすいことは留意して対応したい。

4)英第2四半期GDP・速報値
 英BOE議事録を受けて、売られている相場だけに、逆にポンドの買い要因に注目したい。

5)米6月耐久財受注
 数字次第も影響は少ないが、米長期金利が反応するなら、一定のドル円への影響を考慮したい。ただ、動けば逆張りからが基本となる。

《戦略的には》
 ユーロポンドは、今日は買いはちょっと控えておきたい。ただ、悪目は買い狙い。ユーロドルは、押し目買い、ドル円は一応戻り売りも、下げが甘ければ買い戻しながら、NZドルは上がれば売り狙い。ユーロ円は売りから入ってみる形。オージーは、もうちょっと押し目を待って買いたい。


【高島暦&アストロ】
「弱体日。戻り売り方針で駆け引きせよ」

昨日も同様に売り示唆が示されたが、その通りにはなっていない。 その面では信じることが出来るか不透明感だが、レベル感や週末を考えると一定の利食いが入り易いことで、総じてドル円のレンジが101−102円相場であるなら、中心レベルの101.50前後への調整の可能性は残る。ドル円、クロス円は、慎重に戻り売りから今日もトライしてみて、下げが甘ければ買い戻しのスタンスとなる。