【ポジション戦略4通貨】 《ポンド円》 東京時間15:35現在
《ポンド円》ポンド円もユーロ円と同様に上昇となったが、ポンドドルが10ポイント程度の範囲で推移している中、ドル円が30銭程度上昇した影響を受けて、132.90円から133.20円付近へ上昇している。この上昇幅のほとんどがドル円上昇の影響を受けた格好だ。引続き、英経済成長の下方修正や英財政支出増懸念は残るものの、ギリシャ、スペイン、イタリアを取巻く環境が落着きを取り戻した結果、ユーロドル上昇に連動しやすいポンドドル上昇と日銀金融緩和や政局不安、本邦貿易赤字恒常化、産業空洞化による税収減、日本国債の国内消化能力低下懸念を背景にしたドル円上昇が重なることによって、対米ドルでポンドは相対的に円より強くなることとなるため、ポンド円は堅調な地合いをk維持すると考えられる。加えて、本日の英雇用関連指標の改善、特に、英失業保険申請件数の改善は支援材料になるだろう。ただ、FOMC後のバーナンキFRB議長が米経済への不透明感など示唆した場合や資産購入額が事前予想以上だった場合のドル円売りや英雇用関連指標の悪化、イタリア政局不安の再燃や欧州債券市場の利回り上昇などユーロドル売りに連動によるポンドドル下落があれば、ポンド円上昇に歯止めが掛かるか下落に転じる可能性は否定できない。
ポンド買いゾーン133.05-20円
ストップロス132.75円
ターゲット133.80円
(現水準、133.15円)
執筆:吉原信次氏
《ポンド円》ポンド円もユーロ円と同様に上昇となったが、ポンドドルが10ポイント程度の範囲で推移している中、ドル円が30銭程度上昇した影響を受けて、132.90円から133.20円付近へ上昇している。この上昇幅のほとんどがドル円上昇の影響を受けた格好だ。引続き、英経済成長の下方修正や英財政支出増懸念は残るものの、ギリシャ、スペイン、イタリアを取巻く環境が落着きを取り戻した結果、ユーロドル上昇に連動しやすいポンドドル上昇と日銀金融緩和や政局不安、本邦貿易赤字恒常化、産業空洞化による税収減、日本国債の国内消化能力低下懸念を背景にしたドル円上昇が重なることによって、対米ドルでポンドは相対的に円より強くなることとなるため、ポンド円は堅調な地合いをk維持すると考えられる。加えて、本日の英雇用関連指標の改善、特に、英失業保険申請件数の改善は支援材料になるだろう。ただ、FOMC後のバーナンキFRB議長が米経済への不透明感など示唆した場合や資産購入額が事前予想以上だった場合のドル円売りや英雇用関連指標の悪化、イタリア政局不安の再燃や欧州債券市場の利回り上昇などユーロドル売りに連動によるポンドドル下落があれば、ポンド円上昇に歯止めが掛かるか下落に転じる可能性は否定できない。
ポンド買いゾーン133.05-20円
ストップロス132.75円
ターゲット133.80円
(現水準、133.15円)
執筆:吉原信次氏